2009/07/24

シンプリシティの法則 / ジョン・マエダ

シンプリシティの法則」を読みました。

グラフィックデザイナー、ビジュアルアーティストであるジョン・マエダが「シンプリシティ(単純さ)」について書いたシンプル(だけど非常に奥深く難しい)本。

最初に「シンプリシティ=健全さ」として、シンプリシティにまつわる10コの法則をしている。

【キーワード】:
シンプリシティの10の法則
  1. 削減
  2. 組織化
  3. 時間
  4. 学習
  5. 相違
  6. コンテクスト
  7. 感情
  8. 信頼
  9. 失敗
  10. 1
シンプリシティの3つの鍵
  1. アウェイ
  2. オープン
  3. パワー

削減のさらに先:取り除けるものがすべてなくなったら、SHEの試みができる。
S - Shrink:縮小
H - Hide:隠蔽
E - Embody:具体化

組織化は次のプロセスで:SLIP。
S - Sort:分類・整列
L - Label:命名・ラベリング
I - Integrate:統合・グルーピング
P - Prioritize:優先度付け

公式サイトはこちら
http://lawsofsimplicity.com/




追記
後日、シンプリシティに関する言葉などを集めてみたので、よろしければこちらもどうぞ。
シンプリシティに関する言葉や尺度

2009/07/23

誰のためのデザイン? ― 認知科学者のデザイン原論 / ドナルド A.ノーマン

誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論

原題は「The Psychology of everyday things(毎日使う道具の精神分析学)」。
カリフォルニア大学の認知科学の教授がデザイン原則について書いた本で、この分野ではちょっとした古典になっているようです。

【キーワード】:
よいデザインの4つの原則
  1. 可視性
  2. メンタルモデル
  3. 対応付け
  4. フィードバック


2009/07/22

デザインの教室 手を動かして学ぶデザイントレーニング(CDROM付) / 佐藤 好彦

デザインの教室 手を動かして学ぶデザイントレーニング(CDROM付)

まさにタイトルの通り、(平面デザインの)「デザインの教室」。
「内容が盛りだくさん」というわけではないのですが、実際に内容を理解して実践できるように努めながらじっくり読み進めると、この本の真価がわかってきました。私はデザインについてある程度知っている(と思う)のですが、あまり自分自身で良いデザインをすることができません。そんな私がデザインを「知る」ことと「できる」ことの違いを改めて痛感しました。
内容は、シンプルだけど本当に本質的なことばかりです。
一週間や一カ月ですぐに劇的な効果が出るわけではないかと思うのですが、この本に書かれていることを忘れず、日々の仕事や勉強のなかで実践し続けていれば必ずデザイン力は伸びていくと思います。

私のように、デザインの諸概念や押さえるべきポイントは知っているが、実務能力はイマイチなんだよなぁ・・・という人が実務力を鍛えるのにおすすめの一冊です。

【キーワード】:(なし)



2009/07/16

ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則 / James C. Collins, Jerry I. Porras

ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則」を読みました。

長期にわたって成功をおさめている超一流企業「ビジョナリーカンパニー」。そのエッセンスを「ビジョナリーカンパニー」と「有名だがビジョナリーと言うほどではない企業」の対比、つまり、超一流企業と一流企業との対比によって明らかにしていく内容の本です。

エッセンスは「変えてはいけないもの」と「変えていくべきもの」の両方を持ち続ける、個人ではなく組織としてそれらを実践している、ということになるでしょうか。

いまはまださらっと読んだだけで理解が浅い状態なので、もういちどしっかり読みたいと思っています。

【キーワード】:
1.基本理念を維持する
2.進歩を促す

追記20100829
ビジョナリー・カンパニーについて2回目を書きました

2009/07/15

Design rule index―デザイン、新・100の法則 / William Lidwell, Kritina Holden, Jill Butler

Design rule index―デザイン、新・100の法則

デザイン活動において重要となる事項を「100個の法則」にまとめて紹介している本です。
この本自体が非常にきれいにデザインされており、手に持ってパラパラ読むだけでとても楽しいものです。

構成としては、アルファベット順に「見開き1ページで1つの法則」というふうに各法則を紹介していく形になっており、体系立てて組み立てられているわけではありません。ですので、この本で新たに「学ぶ」というよりはある程度デザインの原則を知っている人が自分が知っていることを「チェックする」「ヌケモレを見つける」という風に使うのがよいかと思います。

一部、個人的に知らなかった/改めて正しく学んだ法則だけキーワードとして抜粋します。

【キーワード】:
1.5つの帽子かけ(LATCH)
 情報を組織化するには、カテゴリー、時間、位置、アルファベット、連続量をそれぞれ基準とする5つの方法がある。
解説:LATCHとは5つの情報整理の切り口の頭文字です。その5つとは、L-Location(位置)、A-Alphabet(アルファベット)、T-Time(時間)、C-Category(カテゴリー)、H-Hierarchy(連続量)です。

2.見やすさ(Legibility)
 使用する文字のサイズ、書体、コントラスト、文章表示法、行間隔などによって主に決まる、テキストの視覚的明瞭性。

3.マッピング(Mapping)
 コントロールと、それによる動きや効果の関係のこと。コントロールとその効果のマッピングがよいシステムは使いやすい。

4.オッカムの剃刀(Ockam's Razor)
 機能的に同等なデザインの中では、もっとも単純なデザインを選ぶべきであるという原則。

5.画像の優位性(Picture Superiority Effect)
 言葉よりも画像のほうがよく記憶に残る。

6.近接効果(Proximity)
 近くにある要素同士は、離れている要素同士よりも、より関係が深いと認識される。

7.SN比(Signal-to-Noise Ratio)
 ディスプレイ上の、意味のある情報と無意味な情報の比。デザインでは、SN比ができるかぎり高いことが望ましい。

8.類似性(Similarity)
 類似性のある要素同士は、類似性のない要素同士よりも、関係が深いと認識される。