2011/07/19

キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者(情報処理技術者試験) 平成23年度 / きたみ りゅうじ


キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者」を読みました。

こんな本です
IPA(情報処理推進機構)という機関が「情報処理技術者試験」というのをやっているのですが、そのひとつに「基本情報技術者試験」というのがあります。

この本は、その「基本情報処理技術者試験」(以下「基本情報」)の勉強のための一冊です。

今回読んだ目的
昨月「応用情報技術者試験」を受けたときに、その勉強のために読みました。

応用情報試験もそのベースは基本情報になるので、基礎固め(基礎の確認)のために本書を使いました。


ページ数600ページ超のボリュームたっぷりな一冊なので内容のピックアップは今回はひかえておきます。かわりに、本書の特徴を挙げてみたいと思います。

本書の特徴

何よりいちばんの特徴は「わかりやすさ」。なんといってもわかりやすいです!

「はじめに」にもそのあたりを意識したと書かれています。
そんなわけで、本書は「とにかく最後まで飽きずに読んでもらえること」を重視しました。

こうも書かれています。
イラストやマンガをふんだんに入れるのはもちろんですが、なによりも重視したのは「なぜなに?」に応えること。そして「試験のためだけの勉強」で終わらないこと。この2点です。

このあたりについては賛否が分かれるところかもしれません。

「「なぜなに?」はどうだっていいからとにかく合格したい」という人の場合、本書を使うのは回りくどいと感じてしまうでしょう。そういう方には本書はあまりおすすめではありません。

逆に、基本情報の試験はあくまでもきっかけだと捉えていて、そのための勉強を通じてITについての理解を深め、実務能力を高めたい。そう思っている方にはぴったりな一冊だと思います。

ちょっと余談にはなりますが、「とにかく基本情報を取りたい」と考えている方は、「基本情報を取ったからといって何かが変わるわけではない」ということを覚えておいた方がよいかと思います。というのは・・・

基本情報合格はあくまでも手段でありきっかけ
基本情報は国家試験のひとつではありますが、弁護士や医者のように、その資格がなければその仕事ができないという業務独占資格ではありません

ですので、基本情報の場合、試験はあくまでも試験。履歴書に書けたり昇進の条件になっていたりもするかと思いますが、その本来の目的は「試験勉強をきっかけに実力を磨くこと」です。

本書のメインターゲット
本書のメインターゲット(想定読者)は「ITの基本的な概念や考え方がまだうまくイメージできない・・・」という方。どちらかといえば初心者寄りの方になるかと思います。

「これからITの知識を深めて行きたい」、そんな方には非常におすすめな一冊です。

本書の目次
最後に、購入を検討する際に役立つかと思いますので、本書の目次を。コンピュータの基礎からシステム、企業に関するお話まで。基本情報の範囲がひととおりカバーされています。
はじめに
本書の使い方
  1. コンピュータは電気でものを考える
  2. 「n進数」の扱いに慣れる
  3. 2進数の計算と数値表現
  4. コンピュータの回路を知る
  5. ディジタルデータのあらわし方
  6. CPU(Central Processing Unit)
  7. メモリ
  8. ハードディスクとその他の補助記憶装置
  9. その他のハードウェア
  10. 基本ソフトウェア
  11. ファイル管理
  12. データベース
  13. ネットワーク
  14. セキュリティ
  15. システム開発
  16. プログラムの作り方
  17. システム構成と故障対策
  18. 企業活動と関連法規
  19. 経営戦略のための業務改善と分析手法
  20. 財務会計は忘れちゃいけないお金の話
過去問に挑戦
索引

・・・以上です。


一言感想

上にも書いたとおり、私は応用情報の勉強のために本書を使いました。

応用情報に合格するためにはこれの他にも
  • 応用情報の範囲をカバーした解説書
  • 応用情報の範囲の問題集(午前問)
  • 応用情報の範囲の問題集(午後問)
などが必要ですし、「これ一冊ですべてクリア」というわけではありません。

ただ、基礎固めという意味では、応用情報の勉強をしている人にも大いに役立つと思います。私の場合は基礎のところであやふやな部分があったので、これがなかったら応用情報の勉強は絶対にうまくいかなかったと断言できます。

使い方と期待値さえ間違わなければ、大活躍してくれるすばらしい一冊です。

こんな方におすすめ
・基本情報試験の勉強がしたい
・応用情報試験の勉強がしたいが基礎がまだちょっと弱い
・ITの基礎をできるだけモレなく体系的に学びたい



類書に「栢木先生の基本情報技術者教室」というのもあります。こちらも「キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者」と似たポジショニングの本で、大変おすすめです。定番の一冊になっているみたいです。

0 件のコメント: