2013/12/31

2013年のベスト本


今年2013年に読んだ本のうち、特に印象に残っているものをあげてみたいと思います。


2013年はガクンと投稿数が減った昨年に輪をかけて投稿数の少なくなった一年でした。。読んだ本の数そのものは減っていませんが、今年は
  • 中小企業診断士やCSなど技術寄りの本を読むことが多かった
  • ブログではなく手書きのノートで咀嚼する方の比重が高くなった
ことがあり、結果このブログへの投稿数が減ってしまいました。

来年はもう少し数を増やしたいところですが、何より、ムリのない形でおもしろく続けていければと思います。

ということで。以下、今年の個人的振り返りを兼ねて、読んだ本のうち良かったものを手短にあげてみます。


森の生活 / ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

20世紀早々にエコロジーブームを先取りし、人里離れ森の中の暮らしを実験したヘンリー・デイヴィッド・ソロー。その書籍を一冊読んでみたくて手に取りました。

かなり分厚く文字が小さい本で、手にとったときたじろぎました笑

事件的なことは特に起こらず、ただ淡々と日々の暮らしや自然の姿が描写されるばかりです。でも、日頃無感動で見過ごしがちな自然や生活の姿も、観る目を鍛えればこうもイキイキと見えてくるんだ、という驚きが得られました。


グランドファーザー / トム・ブラウン・ジュニア 飛田妙子

今年私にやってきたインディアンブームの一環で読みました。

インディアンの伝統的考えを受け継ぐ「最後のインディアン」のひとり、グランドファーザーの生き方や考え方が綴られた一冊です。

日本人にとってインディアンは少し縁遠い存在ですが、その核となる価値観は古来の日本的価値観に驚くほど似ています。

キリスト教にもイスラム教にも、ヒンズー教にも学ぶべきところはありますが、インディアンにも独特の優れた世界観があり、学んでいきたい部分がたくさん見つかりました。

インディアンの生活ぶりを物理的に真似することはなかなか難しいですが、心の持ちようは学べそうです。


グランドファーザー本として、さくらももこさんの絵のシリーズもあります。


待つということ / 鷲田清一

読みたかった鷲田先生の本。ようやく読むことができました。再読かも。

出版されたのはもう数年前のことだったかと思うのですが、その後数年のうちに、スマートフォンやタブレット、リアルタイムSNSが広く普及し、僕も日々利用しています。ゆでがえるのように少しずつ、私は、待つということがますます苦手になりました。

この本で言われる「待つ」ということや「聴く」ということ。ただ「じっとする」ことの重要性はますます高まっているように思います。

鷲田先生が言わんとすることがわからず(文字通り「待つ」ことができず)読み飛ばしてしまったところもあるので、ときをおいてまた読みたいです。


オフィスにジョニーがやってきた。 / ほぼ日

これは本ではありませんが笑、しみじみ「あぁ、いいなぁ」と思えたのであげておきたいページ。

このジョニー・ウィアーという人は、オリンピックに出るほどの力を持っていながら、順位だけにこだわらず、より大切なものに気づいている、という感じの人です。

いい意味で若く、またいい意味で成熟しているすごい人でした。


ほぼ日刊イトイ新聞-Johnny Weir!!! オフィスにジョニーがやってきた。 Johnny Comes to Our Office.


図解雑学 孫子の兵法

孫子の兵法についてはビジネスの文脈で耳にすることが多かったので、改めて全体像を把握しておきたいと思い、この図解雑学シリーズを手に取りました。

読んでみた感じとしては、内容にはあまり感慨はなく「そういうものか・・・」という感じでした。ただ、孫子の兵法をおおづかみに把握できたという意味でこの本を読めてよかったです。

「孫子の兵法」の内容というのは、一言でいうなら「超合理性」。

戦乱の弱肉強食の世界でいかに生き残るか、ということ。そして、生き残るというのは「勝つこと」ではなく「負けない」、ということ。

負けずにサバイブすることを最上位の目的に据え、そのために、地理や気候、人間の心理、政治、生活ぶりなどあらゆるKSFを理解し活用せよ、というのがその教えの核心かなと思いました。

個人的に、孫子の兵法的考え方を取り入れたいとは思いませんでしたが、その視野の広さや結果志向の強さには学ぶところがありました。また、こういう考え方をよしとして、この原則のもとに行動する人たちが世の中にはいる、ということは、生きていく上で押さえておくべきかなと思いました。


世界にひとつのプレイブック

こちらも本ではなく映画です。妻の浮気がきっかけでかかった鬱病からの回復を目指す男性の物語。

話のテンポがよく、終始安心して楽しむことができました。

ドキドキハラハラ、ものすごく興奮!というわけではありませんが、ごく身近にありそうなモダンな物語で、共感どころ関心どころがたくさんありました。

ちなみに原題は「Silver Lining Playbook」。「明るい希望への脚本」というようなニュアンスでしょうか。

エクセルシオール!!



映画『世界にひとつのプレイブック』公式サイト


以上です。大晦日の今日、印象に残っていてスッと出てきたのはこのあたりでした。

今年も感謝すべきありがたい出会いがたくさんあった年でした。2014年もまた良い出会いがありますよう。

みなさまも良いお年をお迎えください。 Have a happy and healthy nice year!